どーも。
今日はロッドのレビューです。
ただ、今日はいつもとテイストを変えてバスロッドのレビューです。
今回レビューするのはシマノの20ゾディアス1610M-2です。
私は年間3日程度しかバス釣りをしない超にわかバサーなので、バス以外でもボートシーバスや荒川の埼玉エリアでの小場所や支流での釣りにも使う目的で購入しました。
まずはカタログスペック
まずはさっくりとしたカタログスペックから
全長 | 仕舞 | 自重 | ルアーウェイト | 適合ライン | グリップ長 | カーボン 含有率 |
---|---|---|---|---|---|---|
2.08m | 106.7cm | 107g | 7~21g | 8~16lb | 244mm | 99.2% |
スペック的には今の流行りの1本選ぶならコレ!という超バーサタイルなロッドです。
おかっぱりもボートでも使える6フィート10インチと言う絶妙なレングスと出番の多い7g~21gのキャストウエイト設定と非常にど真ん中なバス釣りのど真ん中のロッドです。
このスペックならボートシーバスや小場所での釣りや8フィートを超えるようなロングロッドではロッドワークが大変なジャーキング系の釣りに使いたなーと思って購入しました。
近距離も遠投もバッチリ!絶妙なグリップ長
購入してすぐに荒川へ試し投げに行ってきました。
あれこれ投げてみて一番印象に残ったのがグリップ長です。
ダブルハンドでの遠投も違和感なく振り切れる長さでもあり
近距離のシングルハンドでのピッチング等のテクニカルなキャストも抜群です。
前モデルからの大きな変更点であるカーボンモノコックグリップも非常に感度も良く、握った質感も良くもっと多くのロッドで採用してほしいです。
シマノ特有のしゃっきりとしたブランクス
ブランクスは良くも悪くもいつものシマノのブランクスです。
他社のブランクスと比較して同じパワー表記でも1段階しゃっきりとした感覚です。
ただ、キャストや魚を掛けて対抗が掛かればしっかり曲がってくれるいつものシマノのブランクスです。
カーボン自体はエントリーモデルという事もあっていわゆる中弾性のカーボンを採用していて、いかにもなんでも出来ますよと言った味付けです。
専門ロッドにはかなわないけど1本でなんでもやるなら間違いのない1本です。
まぁ、個人的な好みで言えばもう少しレギュラーよりのテーパーの方が好みですが
1本でやるならファーストテーパーで正解なのでしょうね。
KWガイドでPEにも対応
ガイドはステンレスのKWガイドにアルコナイトというトレンドをしっかりと抑えた構成です。
一方でガイド径はマイクロガイドが流行っていますが、若干大きめのです。
ワールドシャウラやスコーピオンと比べると小さいですが、最近のバスロッドとしては大きめのガイド径です。
それなりのガイド径と絡みにくいKガイドなのでノットがガイドに干渉しにくいですし、ガイドの足にも絡みにくいのでPEラインにもしっかり対応できます。
気持ちいいのは10~28g
実際にルアーをあれこれキャストしてみて個人的に気持ちよくキャスト出来たのは10g~28g。
スペック的には7g~となっていて、実際7gのルアーも問題なくキャストは出来るのですがドンピシャと言う感じではなく及第点といった感じです。
32mm以下のいわゆるベイトフィネス系のリールであればトータル的なキャストフィーリングは向上するかもしれませんが、ロッド単体で考えると7gまでが及第点。
10gを超えてくるとロッドのテーパーがしっくりくる感覚が出始めてかなり快適になってきて、上はスペックを超えて28gくらいまでは非常に快適なキャストフィーリングです。
15g~20gクラスのバイブレーションや重心移動の搭載されているミノー系などはドンピシャでハリのあるブランクスとベストマッチです。
シマノ特有のハリがあるけど曲がるブランクスが反発していく感覚が非常に良いフィーリングです。
ソルトのおかっぱりなら176M-2がオススメ
今回はボートシーバスや小場所でのキャスト精度を意識して1610M-2を選択しましたがおかっぱりでのシーバスや最近はやりのベイトチニングなどには176M-2の方がオススメです。
あれこれキャストしていてやっぱり1610M-2では普段使っているディアルーナのB806MLやラブラックス77LMLBより明らかに飛ばないんですよね。
それなら長いロッド使えばいいじゃないって話ですし、ゾディアスじゃなくてソルト用のロッド使えばいいじゃんって話なんですが
1万円代前半のソルト用のベイトロッドって殆どないんですよね。
ベイトタックルに挑戦してみたくても、ソルトのベイトはまだまだ一部のこだわりを持った人達が楽しんでいる状況なのでエントリークラスの品ぞろえが非常に悪いんですよね。
リールはどうにでもなりますが、ロッドはどれもミドルクラス以上になってしまいます。
バスロッドを使うにしても、ソルトに適した7.6フィート以上のレングスのロッドはどうしてもHやXHといったソルトの人気ターゲットであるシーバスやクロダイには硬すぎだったんですが
ゾディアスの176M-2であれば多少短い場合もありますが硬さやルアーウエイト的には十分対応可能です。
これで実売13000円代と言う圧倒的コスパ
これだけの使用感と完成度の高さで前モデルとほとんど同じ13000円代ってのは本当にすごいことですよね。
初心者の最初の1本にも最適ですし、汎用性の高い作りなので私のようにバス釣り以外の用途に使ってもいいですし
上級者の方のサブロッドや使用頻度の低い釣り用としても使えますよね。
これから前モデル同様に新しい番手も発売されるでしょうから、ますます色んな状況や色々な釣りに対応できるようになっていくはずです。
とりあえずこれ買っとけばOKですし、セールスポイントも明確なのでエントリーモデルの覇権を握ったといっても過言ではないです。
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