よく雑誌や動画などではルアーフィッシングの魅力のひとつに、その高いゲーム性が挙げられますよね?
プロアングラーがカッコいいタックルと美しいルアーいくつものルアーを駆使し、華麗にキャストを決め、大物をキャッチする。
そんなシーンが雑誌や動画には溢れています。
普通にカッコいいですし、羨ましくもありますが一方で管理人はいつもこんなことを思っていました。
『確かにカッコいいけど、素人の人は敷居が高いって誤解してしまうんじゃないかなー』
とか
『ひねくれている人はそんなおもちゃで釣れるわけない。逆にメーカーに釣られてるとか思うんだろうなー』
なんていう風なことを考えていました。
今日はそんな勘違いをしている人に向けてルアーフィッシングは誰でも簡単には始められて、楽しめる釣りだということをお伝えしたいと思います。
何でも釣れる!?ルアーフィッシングの対象魚たち
まず、どんな魚が釣れるのかですが非常にたくさんの魚が釣れます。
餌釣りで釣れる魚であれば基本的に釣れます。
海の魚ならマグロにタイ、ヒラマサ、カンパチ、スズキにキス、イカにタコにヒラメ、アジ、マグロ、カツオ、ヒラマサ、ブリetc
淡水魚なら、ブラックバスにブルーギル、コイ、ナマズ、ハス、ヤマメ、イワナ、ニジマスetc
まあ、きりがないですね!
それくらいたくさんの種類の魚が釣れます。
キスやアジの様な比較的小さな魚から、ヒラマサ、マグロの様な大型魚まで釣ることが出来ます。
今回はそんなルアーフィッシングの中でもとりわけ人気のあるシーバスフィッシングについて紹介していきます
(別の釣りも追々ご紹介していきたいと思います。)
目指せメーターオーバー!シーバスフィッシング
シーバスフィッシングの醍醐味の1つが最大1mを超える魚が岸から釣れるということです。
しかも、そんな魚が世界有数の大都会東京で釣ることが出来るということです。
1mを超える巨大魚はシーバスのほかにもいます。
ブリやヒラマサ、マグロにシイラ
しかし、こういった魚の1mを超える個体と言うのはまず岸から、いや東京で釣ることはほぼ不可能といっていいでしょう。
もちろん、シーバスの1mオーバーを釣ることも非常に非常に難しいのですが0と1では決定的な違いがあります。
大都会東京の中で1mを超えるビッグワンと出会える
これをロマンと言わずに何というのでしょうか?
シーバスフィッシングの初めかた
最低限必要なものは
ロッド
リール
ライン
ルアー
プライヤー
ランディングネット
この6つがあればとりあえず釣りになりますので1つずつ紹介していきます。
初めの1本は8フィート6インチの ミディアムライトがおすすめ
ロッドに関しては初めの1本におすすめなのは8フィート6インチ(255cm)前後がおすすめです。(1フィートは約30cm、1インチは2.5cm)
シーバスロッドは大体のモデルは短いもので8フィート
長いモデルだと11フィート程度のものがあります。
その中で、場所にやルアーに合わせてロッドを選ぶのですが8.6フィートのMLと言うのが一番バーサタイル(対応幅が広い)なロッドです。
ロッドの長さを決めるうえでの基準はざっくり下記の通りです。
8~9フィート 港湾部や小、中規模河川や軽、中量級ルアー向き
9~10フィート 中、大規模河川や中、重量級ルアー向き
10~11フィート 大規模河川や磯や中、重量級ルアー向き
この中で10フィート以上のロッドは少々特殊なロッドになるので
基本的には8フィートから9.6フィートぐらいのロッドが良く使われます。
また、当然ロッドは長ければ長いほど遠心力が大きくなり、ルアーをより遠くに飛ばせますが
扱いにくくなり、重くもなります。
飛距離と操作性のバランスが良いのが8.6フィートのロッドという感じです。
大前提、釣りをする場所でロッドを選ぶのですが
長いロッドと言うのは操作性が悪くなります。
ルアーの操作やキャスト等が長ければ長いほど難しくなります。
そうしたことから、バランスのとれた8.6フィートぐらいのロッドが初心者には扱いやすいです。
8.6フィートという長さは、飛距離もそこそこ出る上に操作性も良く最初の1本には非常におすすめな長さになります。
次にロッドのパワーですが
ロッドのパワーは
UL>L>ML>M>MH>H
順番にウルトラライト、ライト、ミディアムライト、ミディアム、ミディアムヘビー、ヘビー
右に行くほど、ロッドが硬くなりロッドのパワーが強くなります。
シーバスで良く使う硬さはL~Mで、一部MHもあるかな?っといった具合です。
パワーの選び方については、パワーが大きいほど重いルアーを投げられると考えて頂いて問題ありません。
Lだからと言って大きいシーバスが釣れないというわけではありません。
もちろんロッドが硬くなるとより、大きい魚を釣りやすいのは事実ですが
Lクラスのロッドでも大きなシーバスは釣れます。
また、このパワーの基準や表記の方法はメーカーによってことなります。
長さと違って統一されているものではないので注意してください。
そして、MLという硬さはシーバスロッドのなかでもっとも標準的な硬さで7~30g前後のルアーに対応していて
非常に使いやすい硬さになっています。
ロッドのメーカーは好きなメーカーで問題ありませんが
初心者の方は1万~2万円程度のロッドが性能と金額のバランスがとれておりおすすめです。
管理人はシマノ、ダイワ、Gクラフト、メジャークラフトを愛用してます。
リールは3000番か4000番のハイギアを選びましょう
リールについてはシマノでもダイワでも3000番か4000番のハイギアを選びましょう。
シーバスフィッシングにおいての3000番と4000番の違いは飛距離です。
シーバスフィッシングで主に使うスピニングリールにおいて飛距離を決めるファクターがスプール径です。
スピニングリールはその構造上ラインが放出されるときにスプールのエッジを擦りながらラインが放出されていきます。
スプール径が小さいということは同じ量のラインが放出される場合より多くの回数ラインがスプールのエッジを擦ることになります。
ラインがスプールエッジに擦れるということは抵抗が発生するということです。
そして抵抗が発生するということは飛距離が落ちるということです。
3000番でも4000番でもラインのキャパシティは足りているので必要な飛距離に合わせて3000番か4000番を選びましょう。
え?飛ぶ方がいいんだから、4000番を選んどけばいいんじゃないの?と思うかもしれませんが4000番の方が当然ですがリールの自重があります。
使っているロッドとのバランスの問題で3000番を選んだ方が全体のバランスがとれてキャストや操作性が良くなることもあります。
ギア比についてはハイギアを選んでおけば問題ありません。
ギア比についてはまた詳しくやりますが
ギア比が高いとリールを巻いたときの感度が向上し、流れの強弱が感じ安くなります。
釣り自体が、いわゆる巻きの釣りであるシーバスフィッシングにおいては巻き感度と言うのは非常に重要です。
ハイギアを選択することをおすすめします。
ラインはPEライン1択です。
ラインはPEラインの1号を基準に
飛距離を重視するなら0.8号
重いルアーを使ったり、ランカーサイズ(80cm以上)を狙う場合は1.2号ないし1.5号を選びましょう。
PEラインの特性については以前の記事に詳しく載せていますのでそちらを参考にしてください。
リーダーについてはナイロンもしくはフロロの20ポンドから30ポンド辺りを状況にあわせて50cmから1.5m程度取りましょう。
リーダーの材質に関してはフロロでもナイロンでもいいですが、耐摩耗性が高いものを選びましょう。
また、PEラインは4本撚り、8本撚り、12本撚りと製法の異なるラインがラインナップされれいます。
PEラインはいわゆる編み込み式のラインで4本、8本、12本の細い糸を編み込むことによって1本のラインに仕上げており
その撚る糸の本数によって特性が異なるのですが
体感できるレベルでかつ、釣果に影響の出るものしては飛距離が挙げられます。
撚る糸の本数が多くなればなるほど、ラインは真円に近くなり空気抵抗やスプールやガイドとの抵抗を軽減できます。
その結果飛距離が伸びるのですが、どこのメーカーの資料だったか忘れましたが4本撚りと8本撚りでは10%以上飛距離が変わるといったデータもありまし、人間の体感としても明らかに飛距離の8本撚りの方が飛んでいるのを実感できます。
撚りbの本数が増えると性能が上がるわけですが、加工が難しくなるため価格も向上します。
コスパの良い4本撚りかバランスの良い8本よりか性能の12本撚りのどれを選ぶのかはお財布と相談して決めましょう。
個人的なおすすめは上の画像の一番左のよつあみのG-soul X8 UPGRADEの1号がおすすめです。
とりあえず、これ使っとけば大丈夫といったラインでPEラインは標準直径と呼ばれるラインの細さの基準をからずれているメーカーも多いのですが、よつあみ社のPEラインは業界基準をきちんと守っています。
そうしたよつあみ社の姿勢も好感がもてます。
管理人は基本的にG-soul X8 UPGRADE 1号を基準に飛距離が欲しい場合は0.8号
重いルアーをフルキャストしたいときは1.2号
大物狙いの時は1.5号と使い分けています。
他にはサンヨーナイロンのアプロード ソルトマックスGT-RやDUELのPEを使ったりしています。
ルアーは大きく分けて5種類
ルアーフィッシングにおいてもっとも重要なファクターの1つであるルアーですが
シーバスフィッシングでよく使われるルアーは大きく分けて5種類あります。
ミノー
小魚を模したルアーで、ルアーフィッシングの基本中の基本のルアーです。
ミノーを大きく大別すると水に浮くフローティングミノーと水に沈むシンキングミノーの2種類があります。
2種類ともに、リールを巻くとルアーの先端についているリップに水が当り底に向けて潜っていきます。
リップの大きさや長さ、角度によって泳ぎ方や潜る深さが変わるので数種類用意するのがおすすめです。
シーバスフィッシングにおいてはフィールドによって異なるのですが、8cm~15cmくらいのミノーがよく使われます。
個人的なオススメはシマノのサイレントアサシン99S 99F ジャクソン アスリート9Sダッシュチューンです。
バイブレーション
バイブレーションは小刻みな振動を発生するルアーで、振動と振動するときに発生するフラッシングによって魚にアピールするルアーです。
バイブレーションの特徴として小型で自重があり飛距離もでて、遠くの魚にアピールできるルアーで非常に使い勝手の良いルアーです。
また、比較的ルアーの値段も安く数をそろえやすく、小遣いの少ないサラリーマンや学生でも買いやすいルアーです。
また、バイブレーションは上の画像のような樹脂製のタイプと
鉄で出来ている鉄板バイブレーションと呼ばれる2タイプがあります。
鉄板系は樹脂系と比べしたの画像のように空気抵抗が小さくルアーの中でもトップクラスの飛距離がでます。
この通り、空気抵抗が少ないフォルムをしています。
バイブレーションは価格も安く、使い勝手もよいルアーなのでサイズやカラー別に数種類のルアーを用意するとよいでしょう。
個人的なオススメはバスディのレンジバイブ70ES、シマノのサルベージソリッド70ES DUELのソリッドバイブ75S
鉄板系ではジャクソン 鉄板バイブ20g 26g コアマン IP-26 IP-18 邪道 レイン24g辺りがおすすめです。
シンキングペンシル
シンキングペンシルはリップの無いミノーのような形状で空気抵抗が少ないため飛距離がでるルアーです。
水の抵抗もうけにくく左右にゆらゆらと揺れるような非常にナチュラルなアクションをします。
ミノーやバイブレーション等のアピールの強いルアーと比べて弱い動きをするため
ミノーやバイブレーションで反応がない場合に使ってみるのがおすすめです。
また、リップなどの水を受ける部分がないため非常に浮き上がりやすいルアーなため
足場の高い場所や早く泳がせたい場合は水面を飛び出さないように注意が必要です。
ブレードベイト
ブレードベイトは後ろについている金属製の板が回転することによって、そのフラッシングと波動ででシーバスにアピールします。
ブレードの大きさや形状によって発生する波動や色によってフラッシングの仕方が変わります。
ブレードのフラッシングがキモのルアーになるので、明るい時間に使うルアーです。
デイゲームではバイブレーションとともによく使われるルアーです。
1点注意しないといけないのが、基本的にルアーのスペックに書いてある重量はルアーの先端の魚の形状の部分でだけの重量でうブレードの重量などは含まないのが一般的です。
ルアーのキャスト可能ウエイトぎりぎりのロッドで投げる場合は注意しましょう。
ワーム
ワームは樹脂でできた柔らかいルアーでソフトルアーとも呼ばれる種類のルアーで
シーバスフィッシングではジグヘッドと呼ばれるオモリと針が一緒になったものを使います。
ワームの中心にジグヘッドをさして上の画像のようにして使います。
使い方はただ投げて巻いてくるだけです。
バイブレーションやシンキングミノー同様に沈むので色々な深さをにルアーを通してみてください。
バイブレーションやミノーと比べるとそのボディの柔らかさからくる生きているエサに近い動きで非常に有効なルアーです。
プライヤー
魚の口からルアーを外したり、フックの交換をしたり、ラインを切ったりと無いと非常に困る必需品です。
特に魚の口に掛かったフックは素手で外すのは困難な場合も多く、魚が暴れると以前の私のように針が指に刺さる危険があります。
魚の口からフックを外す際は必ずプライヤーを使いましょう。
ランディングネット
カッコつけて英語で言ってますが要は魚をすくうためのタモ網です。
足元まで寄せてきたシーバスを無理やり抜き上げようとすると、ロッドが折れたりその拍子にルアーが外れたりします。
外れたルアーが自分の方に飛んできたりする危険があるので
魚を取り込む際はこうしたネットを使うべきです。
あとは始めるだけ
今回はシーバスフィッシングを始めるための初歩の初歩についてお話させて頂きました。
今回は道具のカテゴリーだけしか触れられなかったので、具体的なおすすめ商品やルアーの使い方についてご紹介したいと思います。
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