どーも。
最近はルアーフィッシングの話が多かったのですが、今日はもう少し釣り初心者の方向けの海釣りの竿についてのお話です。
当サイトへのアクセス解析を見ていると、いわゆる海釣り初心者の方のアクセスが多く
内容も初心者向けの道具に関しても物が多い様でした。
釣り 初心者 道具 予算
みたいな感じでググっていらっしゃるのではないでしょうか?
なので、今回はそうした初心者の方向けに入門にはどんな竿を選ぶべきなのかを解説していきます。
趣味として海釣りを始めるなら
最初にこの記事は初心者の中でも趣味として海釣りを始めようと思っている方に向けて書かせて頂いています。
と言うのも、初心者と言っても幅がありますよね?
本当に全く釣りをしたことが無くて、テレビや雑誌・youtube等をきっかけにとりあえず釣りをやってみたい人も初心者だし
子供の時に何度か親と釣りをしたことがあるなどの昔、少しかじったことのある人も初心者ですし
ブラックバスなどの淡水のルアー釣りの経験はあるけど、海釣りは全くやったことがない人も海釣りは初心者ですよね?
全くの初心者の方と過去に釣りの経験がある方では当然オススメする内容も変わってきますし
とりあえず1度釣りをしてみたい人と釣りを趣味として始めたい人でも当然勧める内容は変わってきます。
なので、今回は釣りを趣味として始めようと思っている方向けに出来るだけ予算を抑えて、かつ色々な魚に対応した万能な竿を紹介していきます。
ダイワ リバティクラブ ショートスイング15-270
まず最初におすすめするのが、ダイワから発売されている『リバティクラブ ショートスイング15-270』です。
いわゆる『投げ竿』に分類される竿で 初心者向けの釣り方の筆頭でもあるちょい投げ釣りやサビキ釣りに最適な竿で、釣具の2大メーカーであるダイワ製の間違いない1本です。
名前のところに書いてある15-270という数字は15の方が竿の硬さを表しています。
具体的には、15号前後のオモリに対応していると言う意味となっており、具体的には10号~20号がメーカーの定める快適な使用範囲のオモリとなっています。(1号が約3.8gです。)
後ろの270と言うのは長さを表しており270は270cmになります。
つまり15-270は15号前後のオモリに対応した270cmの竿ということです。
このリバティクラブ ショートスイングシリーズのラインナップは240cmから30cm刻みで330cmまでの4つの長さに加えて、10号、15号、20号の3つの硬さがあり
4つの長さと3つの硬さあるので、全部で12種類のラインナップがあります。
その中で、なぜ15-270がオススメなのかと言うと2つの理由があります。
1つ目は270cmと言う長さが初心者には扱いやすい長さだという事です。
竿は長くなればなるほど、取り回しが悪くなりますし重量も重くなるのでその扱いが難しくなります。
かといって、短いと水面からの足元までの高さがある堤防や海釣り公園なのでは扱いにくい場面や竿が短いせいで釣果が落ちるケースがあります。
難しいことは省きますがその辺のバランスが良いのが270cm前後の竿という事です。
あくまで、基準なので女性や小柄な体格の人は240cmがオススメですし身長が175cmを超えるような人は300cm,330cmが使いやすいと思います。
いわゆる投げ竿としては若干短い部類ですが、その分軽量で非常に扱いやすい竿です。
2つ目が硬すぎず、曲げやすい丁度良い硬さだという点です。
海釣りにおいて竿の役割の1つに仕掛けを遠くに飛ばす、投げることがあります。
投げると言うと、野球などの球技のように腕の力を使って遠くに投げるのをイメージされると思いますが
実は釣りの場合、仕掛けを遠くに投げるのには腕力はそれほど重要ではありません。
何故なら、竿が補ってくれるからです。
どういう事かと言うと、竿と言うのは軽く振るだけでしなるように出来ています。
そしてこのしなりが反発力を生み、その反発力で仕掛けを遠くに飛ばすのです。
そうなると、柔らかい竿ほどしなりやすい代わりに反発力が小さくなり飛距離は落ちるワケです。
逆に竿が硬くなれば、竿を曲げにくい代わりに、曲げてしまえば強い反発力を得ることが出来ます。
とはいえ、初心者の方が硬い竿をしっかり曲げるのは難しいのでその辺のバランスを取ったのが15号という事です。
1つ厄介なのが、この竿を硬さを表す号数は長さとかオモリの重さのような統一基準ではなく
メーカーの主観の数値だという事です。
長さや重さはすべての単位がと統一されいる、ないしは変換できますが
竿の硬さである号数はメーカーごと、製品ごとの基準になるため、A社の1号の方がB社の1.5号より硬いなんてことがありえます。
なので、号数は目安くらいに考えるのがベターです。
で、なんでこの竿がオススメなのかと言うと2つの理由があります。
圧倒的コスパ!
1つ目の理由が圧倒的なコスパです。
2020/6/9時点でアマゾンで6500円前後で販売されていて、お値段も非常にお手頃です。
もっとお安い竿もアマゾンには売れれていますが、釣りを趣味として始めるならある程度のお値段の物を買っておく方がベターです。
3000円前後の安いものはとりあえず釣りをしてみたいと言った方が2.3度釣りをする分には良いかもしれませんが
趣味として続けていくには、耐久性の面でオススメ出来ません。
ちゃんとメンテナンスをしていても、こんな感じに錆びが発生しやすいですし、素材的な強度も低いです。
比較のために私のリバティークラブショートスイングのガイドを見てみると
この竿を購入して2年以上たちますが、ごらんの通りガイド周辺には錆び1つありません。
もちろんきちんと釣行後のメンテナンスをした結果ですが、元の製品のクオリティの硬さのおかげでもあります。
そのうえで、様々の釣りを1本で対応できる万能性も非常に高いワケです。
上で紹介したちょい投げ、サビキ釣り以外にも20号のオモリまで使えるので沢山の釣りを楽しむことが出来ます。
ちょっと例を挙げてみると
・投げサビキ釣り
・大物狙いのぶっこみ釣り
・泳がせ釣り
・電気ウキ釣り
・カゴ釣り
こんな感じで沢山の釣りをすることが出来ます。
竿のパワーもそれなりにあるので、不意の大物にも十分の対応できる性能を持っています。
そんな、丈夫な万能ロッドが6500円は超お買い得です。
2大メーカーの安心したアフターサポート
釣具の2大メーカーのダイワ製。
つまりはしっかりとしたサポート体制が整っているというワケです。
初期不良の対応や万が一使用中に故障してしまった場合でも、お店に行けば簡単にパーツを注文したり修理に出すことが可能です。
特に、竿先に関しては物理的に細くなっているためにどんなに注意していても折れてしまうものなのです。
私も過去に何本も折っています。
これはどうすることも出来ない問題なので、アフターサポートがしっかりしてるというのは非常に重要なのです。
私は短い方が好きなので15-240を1本持っていますが、サビキ釣りや電気ウキでのズズキ釣りやブッコミ釣りでのアナゴ釣りなど様々な釣りに使っていて、コスパ抜群の非常にオススメの1本です。
ダイワ 小継 せとうち・E 3-36
2本目にオススメするのが同じくダイワの小継せとうち・E 3-36です。
コチラはリバティクラブショートスイングとは違い、いわゆる『磯竿』になります。
磯竿といっても、磯でしか使えないわけではなく海釣り公園や防波堤などでも様々な釣りに使える非常に万能な竿です。
先ほどのリバティクラブ同様に名前の横にあるのが硬さと長さの表記で、3は号数を表しており、36は360cmを省略しています。
なので、この場合は硬さは3号、長さは360cmとなります。
この3号、360cmというスペックもリバティクラブ同様に初心者の方が使いやすい長さと硬さを選んでいます。
え?さっきは20号の270cmだったから全然違うじゃんと思った方もいると思いますが
投げ竿と磯竿では竿自体の特性が異なるため、オススメするスペックも変わってくるわけです。
まず、硬さについてですが磯竿と投げ竿でも基準が異なります。
まぁ、用途や使い方が異なるので当然と言えば当然なのですが磯竿の2号が投げ竿の20号の10分の1の硬さと言うわけではありません。
小継せとうちの3号は使えるオモリの負荷がスペックでは10号~20号となっていて、標準的な投げ竿なら10号~20号のオモリを投げられるのは15号前後の投げ竿です。
非常に分かりにくいのですが、要は磯竿と投げ竿の号数は別物だという事を覚えておいてもらえれば問題ありません。
で、磯竿の3号と言うのは使えるオモリの負荷が10号~20号程度で磯竿としては硬い部類ですが、投げ竿で同じオモリに対応できる竿と比べると大分柔らかい作りになっています。
なので、同じオモリ負荷に対応していても投げ竿のと同じようにフルキャストするのには向きませんが
竿が柔らかい分魚を掛けやすくバラし難くです。
なので、その柔らかさを生かした釣りには投げ竿よりも適しています。
具体的に3号の磯竿で対応できる釣りは
・サビキ釣り
・投げサビキ釣り
・カゴ釣り
・フカセ釣り
・ちょい投げ釣り
・泳がせ釣り
・筏釣り
・海老まき釣り
ざっと挙げるとこんな感じです。
サビキ等の小物釣りから、大物狙いの泳がせ釣りやチヌやグレなどの人気ターゲットのフカセ釣りなど
多種多様な釣りが出来ます。
3号の竿でも25cmクラスのサバなんかだと竿もいい感じに曲がって青物独特の力強い引きも堪能できますし、
こんな豆アジの小さなアタリもしっかり分かります!
長さについては、一般的には投げ竿より磯竿の方が長いのですがこれは磯などの足場の高い場所を想定して4~5.5mクラス辺りまでラインナップされています。
なので、堤防や海釣り公園などで使う場合はそれほど長さも必要ないので3.6mクラスを選ぶのが無難です。
これも体格に合わせて、3.3mや4.0mなどを選択するとより使いやすくなります。
具体的なおすすめな理由はこれも2つあります。
軽量で感度に優れた超コスパロッド
小継せとうち・Eシリーズのオススメのポイントの1つ目は穂先にMEGA TOPと呼ばれるダイワ独自の技術を使って非常に感度と強度に優れている点です。
また、穂先以外もカーボンの配合率が90%以上と高く感度の向上に一役買っています。
それでいて、2020/06/9時点でアマゾンで8500円前後と非常にお買い得です。
2大メーカーの安心したアフターサポート
ダイワ製なので、上で説明した通りダイワの充実したアフターサポートを受けられます。
先ほど、穂先は折れやすいと書きましたが磯竿は他の竿に比べて穂先が細く出来ているので特に折れやすいです。
なので、絶対にサポートに安定しているメーカーで購入するべきです。
私は短い方が好きなので2-27を1本持っていてリバティクラブ同様にサビキ釣りや電気ウキでのズズキ釣りなど様々な釣りに使っていますが、購入して1年半ですでに2回穂先を折ってしまい交換しています。
アマゾン等のレビューで磯竿は必ずと言っていいほど穂先がすぐに折れたとのレビューが書き込まてれいますが
磯竿の穂先は折れるものです。
特に値段の安いいわゆるエントリーモデルの製品は扱い方の分かっていない初心者の方が使ったり、安いため販売本数も多いので必ずと言っていいほど『すぐ折れた』とか『使い方が悪くないのに折れた』などのコメントがありますが
物理的に穂先が細く、折れやすい磯竿を初心者の方が扱うワケですから、折れるのが必然です。
ベテランでも注意していても折れてしまうものなので、気にする必要はありません。
まとめ
如何だったでしょうか?
今回は海釣り初心者の方向けに、非常にオススメな万能竿をご紹介させて頂きました。
近いうちにこの2本に合わせるオススメリールも紹介させて頂きますので、そちらもお楽しみに。
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