どーも。
今日はシマノのフリースタイルロッド、スコーピオンシリーズについてです
当サイトでもアクセスが上位なのがスコーピオン2831Rとスコーピオン2832RSのレビュー記事なんです。
この2本は本当にいいロッドで、私も多用しているんですが
ぱっと見はかなり似通ったロッドで、どっちを購入しようか悩んでいるという人もいるんじゃないかなーと思い
今回はこの2本のロッドを使い分け的なものを取り上げてみます。
ロッド個別のインプレは下記リンクを参照してください。
まずはスペックのおさらい
まずはおさらいがてらスペックを比較してみます。
全長 | 仕舞 | 自重 | ルアーウェイト | 適合ライン | グリップ長 | カーボン 含有率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2832RS-2 | 2.51m | 130cm | 152g | 7〜30g | 10~24lb | 307mm | 99.6% |
2831R-2 | 2.51m | 130cm | 150g | 5-15g | 5-12lb | 307mm | 98.5% |
スペックから見て取れるように大きな違いはテーパーとキャストウエイトです。
ロッドパワーがいわゆる1番(MLクラス)か2番(Mクラス)という違いです。
要は、軽いルアーは1番パワーの2831Rで、重いのは2832RSってことなんですが
それだと色んな部分を端折りすぎているので、詳しく説明していきたいと思います。
20gまでがメインで操作性が重要なら2831Rがオススメ
ざっくりと説明をさせてもらうと使うルアーが20gまでがメインかつ28グラムまでしか使わない比較的ライトな釣りまでなら2831Rがオススメです!
2831Rはスペック上は5-15gとなっていますが、ある程度ルアーフィッシングの経験がある方なら28グラム(1オンス)まで問題なくキャスト出来ます。
まぁ、いうもの事なんですがスコーピオン・ワールドシャウラ系のロッドはスペックを多少超えた重量でもなんの問題もなく使えてしまうんですよね・・・(自己責任でお願いします。)
快適なのは7-20g辺りで、この範囲から外れてもある程度経験のある中級者以上ならそれなりに扱えるとおもいます。
テーパーもレギュラーなので、レギュラースローの2832RSと比べるとロッド全体のハリも感じれれて細かなアクションもつけやすいですし、アクションにもキレを出しやすいです。
具体的な例を出してみると
シーバスならいわゆる湾奥エリアでの小型プラグでの橋脚や岸壁などをタイトに狙うストラクチャーの釣りや港湾のクルクルバチ系のバチ抜けの釣りもイケますし
9-12cmクラスのミノーでの明暗の釣りなども非常に快適に出来ます。
エギングなら2.0~3.5号クラスまでが20g前後で4号が26グラム前後なので2831Rでかなりの部分を対応することが出来ます。
秋の新子の釣りから、春の大型狙いまで通年通してエギングを楽しめます。
最近はやりのチニングでもポッパー系からフリーリグまで幅広く対応可能です。
チニングでよく使う小型のペンシルやポッパーも気持ちよくキャスト出来ますし、フリーリグ等のボトムで細かくアクションさせることもエギング同様2831Rの方が適しています。
遠投やパワーが必要な場合は2832RS
スペック的なこともありますが、遠投やランカーサイズを狙う場合はの方が快適です。
28グラム以上の鉄板バイブやサイレントアサシン129や140などの飛ぶと言われているようなミノーを大遠投する場合は
ロッドが硬い分反発力を生かせるので間違いなく最大・平均飛距離ともに2832RSの方が優れています。
荒川や旧江戸などの河口での遠投なら絶対的に2832RSです!
(本当は2952Rみたいなスコーピオンが欲しいんですけど、ワーシャのBGが売れなくなるので・・・)
もしくはランカーシーバスなどの大型魚を釣るためのパワーが必要な場合も2832RSを選ぶべきです。
ただ、この2832RSは80cmクラスのランカーシーバス程度だとかなーりオーバーパワーですw
画像の個体は今年荒川で釣った80UPのランカーシーバスで、体高もものすごく重量もあって非常にコンディションの良い個体だったのですが
このクラスでもグイグイ寄せられてしまいます。
ロッド自体はレギュラースローということもあって負荷に応じて曲がるんですが、バットが非常に強く大型魚でもシーバスクラスならよほどでない限り余裕です。
感覚的な話ですが、シーバスなら2831.5Rがあれば・・・といった感じです。
なので、エギングやチニングには本当にオーバーパワーなのでそうした釣りなら絶対に2831Rですし
俺はでっかい魚が釣りたいんや!!って方にはオススメです。
あとは私は釣ったことがありませんが、大型のロックフィッシュゲームなどにも向くともいます。
根から引きはがす場合や根にもぐるのを止めるなどにはぴったりだと思います。
2831Rに比べると快適な用途が少ないロッドかもしれません。
2本ともに欠点をあげるならドでかいガイド
強いて欠点を上げるならドでかいガイドの所為で、軽快感というか操作性が犠牲になってしまっている点です。
大きなガイドはスコーピオンの長所である飛距離と抜群のキャストフィーリングを生み出しているため
仕方がないのですが、大口径ガイドはどうしても物理的に重量が増えてしまいます。
要はトレードオフなので、ロッドの軽快感や操作性が最重要と言う人には向かないロッドかもしれません。
まとめ
如何だったでしょうか?
簡単にですが、私なりの2831Rと2832RSの使い分け的なモノを書かせて頂きました。
参考になれば幸いです。
コメント