【検証】ベイトタックルは飛ばないは本当か?スピニングと投げ比べてみました。

リールシーバス
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どーも。

今回は検証記事です。

ベイトは飛ばない。

ルアーフィッシングをしたことがある方なら、1度は聞いたことがあると思います。

しかし、近年のベイトリールの進化はすさまじいものがあります。

飛距離も格段に伸びるようになり、ソルトルアーフィッシングでもベイトタックルを選択する人も増えてきています。

そこで、今回は本当にベイトは飛ばないのかをスピニングタックルと比較して検証しようという内容です。

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結論は・・・

まず、先に結論からお伝えすると

ある程度ウエイトがあって、空気抵抗の少ないルアーはベイトでもスピニングでもそれほど飛距離に違いは出ないが

小型ルアーは、スピニングの方が飛びます。

これが、今回の検証での結論です。

結論と言っても、検証環境ににっては結論を全く逆にすることも可能ですので

この後はその辺を解説していきます。

タックル紹介

ロッド

まずは今回使用するタックルの紹介から

 

ベイト

ロッド:ディアルーナB806ML
リール:バンタムMGL
ライン:スーパーエックスワイヤーX4 2.5号 150m+ナイロン20LB

湾奥で使い勝手の良い8.6フィートのMLにPE2.5号を150m巻けるバンタムMGLの組み合わせで主に
15g~28gまでのルアーをメインの据えたタックルです。

 

スピニング

ロッド:セブンセンス ミッドウォーターMWS862PE
リール:07ルビアス3000
ライン:スーパーエックスワイヤーX8 1.0号 150m+ナイロン20LB

ロッド、リール共に若干古いですが個人的に非常に気にっており長年愛用しているタックルです。

ディアルーナと比べると、ライトなロッドでMAX30gまでの表記ですが使い勝手の良いのは7~20gで28g前後の鉄板バイブのフルキャストはかなり怖い感じです。

 

本来ならば、厳密に検証をする場合は同じ条件をそろえる必要があります。

同じメーカーの同じシリーズの同じ長さの同じパワーのロッドに

同じメーカーの同じライン、同じ号数を使うべきですが

ロッドについては同じシリーズの同じ長さのベイト、スピニングを所有していないので、長さのみ合わせた形になり

ラインについてはスピニングで使用率が多い8本撚りの0.8号~1.0号のラインではベイトリールでは細すぎますし

ベイトPEでよく使われる1.5号~2.5号クラスの4本撚りのラインではスピニングには太すぎて飛距離が出ません。

なので、普段使っているタックル同士で比べることにしました。

 

計測方法

デプスカウンター

計測方法はyoutubeなどでもおなじみの方法で、画像のデプスカウンターを使用します。

キャストして、主観ですが糸ふけを巻き取ってから画像のカウンターで飛距離を測る形です。

各ルアーを3投げして、平均値と最大飛距離を比較します。

 

 

使用ルアーは4種類

ルアー

今回は3種類+おまけ1種類の4種類を比較します。

メインに比較したのは軽量ルアー代表としてK太58サスペンド(8g)

中量級かつ、空気抵抗のあるルアーとしてサイレントアサシン99F(14g)

中量級かつ空気抵抗の少ないルアーとしてレンジバイブ70ES(15g)

この3種類に加えて

重量級のルアーとして鉄PAN vib(26g)をおまけとして計測しています。

鉄板バイブをおまけとして扱っているのは、重量的に今回のスピニングタックルでは若干重く、フルキャストに不安があったのが理由です。

非常に長く使っているお気に入りのロッドかつ、とっくに廃版になったロッドで無理をさせたくないので鉄板VIBに関してはスピニングでは7割程度の力でキャストしたので、おまけとしています。

4種類としましたが、画像にレンジバイブが無いのは、計測後に根がかりでロストしたせいです。

 

 

計測には向かない向かい風が・・・

当日のコンディションですが、常に5m以上の風が吹いており基本的に向かい風の状況。

なので、風の止んでいる時や弱くなったタイミングでキャストしたのですがどうしても風の影響を受けています。

別日にしようと思ったのですが、せっかくの休みの日に風が吹いているのはあるあるネタなので今回はそのまま計測することにしました。

まずはK太58サスペンド

まずはK太58サスペンドをスピニングから

1投目

飛距離

33.1m

 

2投目

飛距離3

31.0m

3投目

飛距離1

33.1m

平均飛距離 32.4m

最大飛距離 33.1m

 

お次はベイト

1投目

B飛距離1

30.8m

 

2投目

B飛距離2

30.7m

 

3投目

B飛距離3

32.2m

平均飛距離 31.2m

最大飛距離 32.2m

 

まとめると

スピニングが平均飛距離32.4m、最大飛距離が33.1m

ベイトが平均飛距離31.2m、最大飛距離が32.2m

平均飛距離で1.2m、最大飛距離で0.9m

まず、風もあって思っていたより飛びませんでした。

スピニングで40m弱くらいは飛ぶと思いましたが、こんなもんでした。

で、意外にベイトと差が出なかったですがこれは風の影響が大きいと思います。

ベイトリールは構造的にルアーに一定のテンションが掛かるため、風が吹いていても飛行姿勢をキープしやすいですが

スピニングはラインがフリーになってしまうので、飛行姿勢が崩れやすく相対的によりスピニングの方が飛距離が落ちてしまったのだと思います。

風の影響が少なければ感覚的には10%くらいはスピニングの方が飛びそうな感覚でした。

 

レンジバイブ70ES

お次はレンジバイブ

まずはスピニングから

1投目

飛距離7

52.6m

 

2投目

飛距離8

53.1m

 

3投目

 

飛距離9

53.1m

 

平均飛距離 52.9m

最大飛距離 53.1m

 

お次はベイト

1投目

飛距離10

50.6m

 

2投目

 

飛距離11

54.2m

 

3投目

飛距離12

54.4m

 

平均飛距離 53.1m

最大飛距離 54.4m

 

 

まとめると

スピニングの平均飛距離が52.9m、最大飛距離が53.1m

ベイトの飛距離が平均飛距離が53.1m、最大飛距離が54.4m

ベイトの方が飛びましたが、これも風の影響が大きいと思います。

上でも説明した通り、構造的にスピニングはどうしてもルアーとラインがフリーになるので、風の影響を受けやすいです。

そして、バイブレーションは空気抵抗自体は小さいのですが、風の影響はミノーほどではありませんが受けやすい部類のルアーで、風が吹くとルアーがバタついて飛距離が落ちやすいです。(特に鉄板バイブ系はバタつきやすいです。)

一方でベイトはブレーキのテンションが常にラインとルアーに掛かっているので、飛行姿勢が安定するので飛距離が伸びたのだと思います。

ただ、差は殆どないので7cm15gクラスのバイブレーションはスピニングもベイトも同じくらい飛ぶという事ですね。

サイレントアサシン99F

お次はサイレントアサシン99F

まずはスピニング

1投目

飛距離6

49.5m

 

2投目

飛距離5

50.2m

 

3投目

飛距離4

53.3m

 

平均飛距離 51.0m

最大飛距離 53.3m

 

お次はベイト

1投目

飛距離21

50.6m

 

2投目

飛距離22

49.0m

 

3投目

飛距離23

53.8m

 

平均飛距離 51.1m

最大飛距離 53.8m

 

まとめると

スピニングの平均飛距離が51m、最大飛距離が53.3m

ベイトの平均飛距離が51.1m、最大飛距離が53.8m

 

これも、レンジバイブ同様若干ではありますがベイトの方が飛んでます。

理由も一緒で、ベイトの方がルアーの飛行姿勢が安定するからでしょう。

スピニング、ベイト以前にサイレントアサシンがすごい飛んでます。

9cmクラスのミノーとしては非常に飛ぶミノーです。

ボディ形状もボリュームがありますが、飛行姿勢が非常に安定していることが飛距離に影響しているのだと思います。

個人的に超おすすめルアーです。

 

おまけの鉄PAN vib

最後はおまけの鉄PAN vib

上記で説明した通り、今回のスピニングタックルでは26gのこのルアーをフルキャストするのは怖いので7割程度でキャストしています。

ベイトについては普通にキャストしています。

またおまけなので、1投しかしていません。

で、まずはスピニングから

鉄板VIB飛距離

76.7m

 

お次はベイト

飛距離31

87.7m

 

まとめると

スピニングが7割のキャストで76.7m

ベイトが普通になげて87.7m

7割でキャストしたスピニングは置いておいて、ベイトの方はそこそこ飛んだと思います。

今回のタックル構成や気象状況を考えればこれだけ飛べば個人的にはOKレベルです。

軽量ルアーはスピニングの方が飛ぶが、条件次第では差は殆どでない!

今回の検証でわかったことをまとめると

・K太58サスペンドの様な軽量ルアーはスピニングの方が飛ぶが
・15gクラス以上で空気抵抗が少なく、飛行姿勢の安定したルアーであればスピニングもベイト殆ど同じくらい飛ぶ
・ベイトの方が飛行姿勢が安定するため、飛行姿勢が崩れると飛距離が落ちやすいタイプのルアーはベイトの方が飛ぶ

これらのことからわかるのは、湾奥で多用される15g以上のバイブレーションや10cm以上のミノー系はベイトでもスピニングでもそれほど飛距離に違いは出ないが

バチ抜けや春もマイクロベイト系の小型ルアーは、スピニングの方が飛ぶという事ですね。

まとめ

如何だったでしょうか?

今回は実際に、飛距離の検証をしてみました。

個人のスキルによって結果が異なるとは思いますが、皆さんの参考にはなると思います。

お役に立てば幸いです。

 

 

 

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