はじめに書いておきますが、今回の記事には指に釣り針が刺さっている画像が登場します。
そういった画像が苦手には本記事はおすすめできません。
今日の内容は釣りをする上でどうしても一定数発生してしまう事故である釣り針が刺さってしまう事故についてのお話です。
なんでこんな記事を書いているかというと
感のよい方はもうお分かりだと思われますが、先日やってしまいました。
まさかね、自分がこんなことになるなんて全く思ってもいませんでした。
よくある釣りの事故として知識はありましたが、いざ自分がなるとそもそも冷静でいることが出来ませんでした。
正直、刺さったときはそんなに痛みもなく
え?なに?何が起きたの?って感じで事態を飲み込むまでに時間がかかりました。
えー?まじ?
これ現実?
嘘でしょ?
って声に出してしまったほどです。
3分ほど自体が飲み込めず突っ立っていましたが、ルアーの自重のせいかチクチク痛みだした事で我に返りました。
プライヤーで抜こうとも思いましたが、意外にガッツリと刺さってしまっていて自力で抜くのは無理そうでした。
ガッツリ完璧なフッキング。
これなら絶対ばらさないよなーってレベルででした。
幸い利き腕ではない左手かつ、実家から徒歩5分のところで釣りをしていましたのですぐに両親に連絡しました。
助けが来るまで右手で片付けをして、日曜日でしたので近くの救急対応可能な病院に電話して事情を説明。
父に荷物を押しつけそのまま、タクシーで病院へ向かいました。
医者ってやっぱりすごいんですね
病院いついた後は電話をしていた事もありすぐに対応していただけました。
通常は刺さっている針の関係のない部分をボルトクリッパーで切断してから針を抜くと説明されたのですが
管理人としては
え?
そんなごっついので針を切断したら、切断するときの振動とかで痛いでしょ?
っていう思いが、ものすごーく顔に出ていたようで先に麻酔をする事になりましたw
ちなみにこんなやつで余分な針を切断しましたw
麻酔は刺さった針のすぐ近くに二方向から打ちましたが、あっという間に効きました。
本当にあっという間でした。
注射針が刺さって、注射独特の押される感覚を感じたかと思った瞬間、すーっと指の感覚がなくなっていくのがわかりました。
管理人は注射が苦手で、絶対直視なんで出来ないのですがあまりに麻酔が早く効いたので2方向目から打つ時は
思わず見てしまったほどです。
あっという間に、麻酔が効いたのでピンセットみたいなもので針を抜こうとしたのですが、カエシがガッツリかかっていたためびくともしませんでした。
なので、指の腹を少し小さいメスの様なもので開いて無事針を外す事が出来ました。
外れたあとは、破傷風の予防注射を打って消毒して終了でした。
麻酔をして針が外れるまで3分もかかっていません。
破傷風の注射を含めても5分で済みました。
最後に、看護師さんから外したルアーどうするか聞かれましたが縁起が悪いので病院で処分してもらいましたw
そもそも、なんでこんなことになったのか
そもそもなんで針が指に刺さったかというと
釣れたシーバスの針を外そうとしたら、シーバスが暴れたせいでグサっと刺さりました。
刺さった瞬間にシーバスからはルアーは外れ、管理人の指にフッキング。
シーバス君はルアーが外れ、自由の身になったので自力で水中にお帰りになられました。
まぁー、多分一番よくあるパターンですね。
おそらく、針が刺さった事のある方の多くがこのパターン何じゃないでしょうか。
また、抜けなくなった一因が「カエシ(バーブ)」のついた針をつかっていた事です。
ちょっと分かりにくいですが、赤丸の中のトゲのようなものがカエシです。
このかえしがあることによって針が外れにくくなります。
仕組みは非常に簡単で、このかえしがストッパーのような役割をして針が抜けにくくなります。
しかし、抜けにくくなる一方で、魚へのダメージが大きくなります。
特に、いわゆるキャッチ&リリースをするルアーフィッシングにおいてカエシが魚に与えるダメージが馬鹿にならないため下の画像のようにかえしをペンチでつぶすか

ペンチやプライヤーの平らな部分でつぶすだけ
そもそもカエシのついていないバーブレスフックを使うことが推奨されています。

針の種類は違いますが、これもルアー用の針でかえしが付いていません。
カエシが付いていないため、どうしたってバレやすくなりますが、魚に与えるダメージが少ないと同時に今回のような事故の際も外しやすくなります。
このカエシのついていないバーブレスフックを使うかどうかは、基本的に個人の裁量に委ねられていますが管理釣り場などの人口の施設においてはバーブレスフック以外使用できないなどのルールが定められている場合があります。
管理人はこれを機にルアーのフックはすべてバーブレスフックに交換する予定です。
今回の事故を振り返りとまとめ
今回の事故を振り返って強く思ったことは、事前に知識として対処法を身に着けておく事が非常に重要だということです。
事前に知識として対処法を身につけておくというのは、自分で針を外す知識ということではなく冷静に対処するためにです。
管理人は20年以上釣りをしてきました。
ルアーフィッシングだけに絞っても10年以上の経験があり、某大手釣り具店でも数年の勤務経験があります。
もちろん、針が刺さったときどうすれば良いかという知識はもちろんありました。
しかし、いざ実際に自分に針が刺さったときは冷静ではいられませんでした。
起こったことを飲み込むことが出来ず、茫然としてしまいました。
家族に電話で助けを求めた時も、うまく事態を伝えられていませんでした。
冷静に考えれば、麻酔して針を外して消毒して終わりなわけです。
それでも、いざ自分に針が刺さってみるとその見た目の痛々しさもあり、冷静な判断と行動が出来たかいうと疑問が残ります。
そのため、事前にこうした事故が発生した時のための知識をつけておく必要があると強く思いました。
今回の場合は自分で針を外そうとせず、すぐに病院に行く事。
他のメディア等では貫通させて、カエシをつぶして取り除くなどと記載しているものもありますが、推奨できません。
素人が行うことで傷口を広げてしまう可能性がありますし、現場では器具も患部も消毒できません。
傷口から感染症の可能性もありますので、絶対に病院で処置してもらいましょう。
費用も、救急対応分の割りましと破傷風の注射と抗生物質を合わせても5千円程度でした。
必ず、病院で処置をしてもらいましょう。
今回は、自分が痛い目をみたので皆さんが管理人と同じ目に合わないためにこのテーマを選びました。
今回の管理人の経験が皆様のお役に立てば幸いです。
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