今日はスピニングリールのカスタムのお話です。
初心者の方はご存知ないかもしれませんが、リールはスポーツカーのようにカスタムが出来ます。
カスタムには2つのタイプがあり、1つ目がアルマイト加工されたカラーパーツなどを使用して自分だけのデザインが作れるビジュアルのカスタム。
2つ目がカラーと呼ばれるプラスチック製の軸受けからベアリングを追加することによって、性能を向上させるカスタムの2つです。
今回は後者の性能を向上させるフルベアリングチューンを行います。
HEDGEHOG STUDIO(ヘッジホッグスタジオ)のフルベアリングチューニングキット
今回は、使っていないちょっと古いリールをカスタムしてパワーアップさせてもう一度使おうという試みで
用意したのはHEDGEHOG STUDIOさんのカルディアKIX 3000用 MAX8BB フルベアリングチューニングキットで
ベアリングはSHGプレミアムベアリングにしました。
お値段は¥2,360です。
HEDGEHOG STUDIO・Avail・ZPIなど各種カスタムパーツが勢揃い!
HEDGEHOG STUDIOさんのベアリングは回転性能を重視したSHGベアリングと
防錆性能と耐久性を重視したHRCBベアリングの2種から選べます。
商品の内容は説明書とチラシ的なものが1枚ずつとベアリングセット
今回のベアリングセットはラインローラー用ベアリングが1つ、ラインローラー用のワッシャーが2枚、ドラグ用ベアリングが1つ、ハンドルノブ用が1つのセットです。
リールはダイワのカルディアKIXを使います。
2005年の発売のリールで確か、2007年くらいに買ったリールですでに購入から12年もたっています。
2010年くらいまではシーバス用として使っていましたが、10セルテートを購入しサブリールへ。
その後は、キス釣り、コイ釣り、アナゴ釣りなどそれなりに飛距離が必要なエサ釣り全般に使っていました。
ハンドルノブだけ、I字のブルーのノブに事前に交換しています。
必要なものはプラスドライバーとピンセットだけ
とりあえず説明書通り最初はラインローラーから初めて見ました。
カルディアKIXのラインローラーはねじで固定されているタイプですが六角タイプのものあります。
HEDGE HOG STUDIOさんのベアリングキットには付属品として適正サイズの六角レンチも入っているようなので
気にする必要はないようですが。
ねじを回してラインローラーを分解するとこんな感じ
この真ん中の二つをベアリングとベアリングワッシャーに交換します。
使うベアリングは3つの中で一番小さいベアリングでワッシャーで挟むようにしてねじで固定します。
最後に一応オイルを1滴。
見た目は全く変わりませんが、触ってわかる程度に回転が滑らかになっています。
ラインローラーはスピニングリールの中でも消耗が激しい部品なのでこれを機に日々のメンテナンスもちゃんとしようと思いますw
次はドラグのベアリングのカスタムです。
ドラグの方はドライバーの先にあるグレーのカラーをベアリングに交換します。
使うベアリングは一番大きなベアリングです。
カラーはこのようなリングで固定されていますのでピンセットで外しましょう。
このリングが非常に飛びやすく、無くしやすいので注意しましょう。
カラーとベアリングを並べてみるとこんな感じ
そして、ベアリングを入れてリングを戻して固定するとこんな感じ
まぁ、見た目はたいして変わりませんw
まぁ、これは実際にドラグを引き出すようなサイズの魚がかからないと分からないので
それまでに楽しみに釣りを楽しみますw
最後はハンドルノブ
ノブにはこのような取り外しできるキャップが付いています。
このキャップををクリップなどを曲げて取り外します。
中はねじで固定されているのでプラスドライバーで外します。
外すとねじとプラスチックのカラーがあります。
カラーとベラリングを並べるとこんな感じ
本当はカラーは白いカラーが入っているのですが、ハンドルノブを交換するときに画像のカラーに交換しています。
ねじで固定して終了。
見た目は変わるわけがないですが、ノブの回転は圧倒的に軽く回るようになっています。
カスタムは以上です。
カスタムした感想
カスタムした感想ですが、作業自体は非常に簡単で、だれでも出来る作業です。
効果の方は、ラインローラーとハンドルノブは触って効果を実感出来ます。
ハンドルノブは明らかに回転が滑らかになっていて、実釣にはあまり関係ないですが
満足感としては非常に高いです。
ラインローラーの方も回転が滑らかになっていて、ナイロンラインなどを使う際は糸ヨレをかなり軽減できるとおもいます。
ドラグの方は、まだ魚をかけていないためちゃんとした実感はありませんが手でラインを引っ張ってみた感じではドラグの出だしが非常に滑らかになっています。
カラーの状態では、ドラグに負荷がかかってもある程度タメというかラグが感じられたのですが
ベアリングに交換すると、ダイレクトにラインが出ていくようになりました。
これだけ、違いがあれば実釣においても効果を実感できるはずです。
リールの性能が一段上がることと、自分の手を加えることでリールへの愛着がより高くなりました。
値段も手ごろで、作業も簡単で非常におすすめのカスタムです。
皆さんもご自身のリールで試してみてはいかがでしょうか?
コメント
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[…] また、今回は前回のカスタムとはことなり見た目をカスタムを中心にしてみました。 […]