SLX DC発売前にスコーピオンDCを徹底レビュー【長期使用レビュー】

ベイトリール
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どーも。

もうすぐ、SLX DCが発売されますよね?

今までで最も安いDCブレーキ搭載のリールが発売されるわけですが、今日は現時点でのDCブレーキ搭載リールの中で最も安いリールである17スコーピオンDCのレビューをしていきたいと思います。

 

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20SLX DC発売前に17スコーピオンDCを徹底レビュー

17スコーピオンDC

まず、スペックから
(ハンドルのノブは社外製品に交換しています)

自重215g
スプール径 34/22
ラインキャパ14lb 100m
最大ドラグ力 5.5kg
ギア比率 6.3 7.2の2種類
ブレーキ I-DC5
定価 37,500 2020/01/29現在Amazonで¥23,900

いわゆるスプール径が34mmで14lbが100m巻ける 、一番ベーシックなサイズのベイトリールです。

 

17スコーピオンDCの詳細インプレ

ブレーキシステムとキャスト性能

ブレーキについては上位グレードのメタニウムDCにも搭載されているI-DC5が搭載されていて高い次元でトラブルレス性能と飛距離を両立してくれています。

ナイロン・フロロ・PEの3種類のブレーキモードに1~4までとオートの5段階、計15段階のブレーキは急に向かい風や追い風が吹いても、ブレーキダイヤルを回すだけで瞬時に対応することが可能かつ飛距離が出る素晴らしいブレーキシステムです。

対応ルアーのウエイトも非常に幅広く1/4オンスのライトプラグから2オンスクラスのビッグベイトもキャスト可能ですが最も適しているのは1/2~1 1/2オンスくらいまでです。

ラインナップされているギア比的にもクランクベイトやバイブレーション、10cm以上のミノーやスピナーベイト等のいわゆる巻物系のルアーがトラブルレスかつ抜群の飛距離が出るブレーキです。

逆にシャッドやノーシンカー系のルアー等を使った近距離系のキャストは出来ないことは無いですが、別のリールを使った方が快適に釣りが出来ます。

パーミング

リールだけで持つと非常に幅広のボディで持ちにくさを感じますが、ロッドにつけてみるとあら不思議
握りやすいボディです。

ものすごく握りやすいと言うわけではありませんが、これと言って欠点があるわけでもありません。

誰にでも、握りやすい及第点のパーミング性能と言った具合です。

ただ、1点気に入らないのがこのボディは14スコーピオン200の使いまわしです。

同じ200番のDCブレーキ搭載機として発売されるならまだしも、17スコーピオンDCは100番サイズです。
コスト面の問題も理解出来ますが、1ユーザーとしては新しいリールには新しいボディをつかって欲しかったのが本音です。

またこのボディの使いまわしがスプールの方にも影響が出ていて、14スコーピオンは34ミリ径の25mm幅のスプールだったのですが、17スコーピオンは34mm系の22mm幅です。

そのせいで下の画像のようにスプールのエッジを土手ように盛り上げています。

ベイトリール スプール

上が13メタニウムのスプールで下が17スコーピオンDCのスプールです。

画像の通り一目でわかるレベルでスプールのエッジが太くなっています。

なんで、これが良くないかと言うとスプールの重量が増えてしまいます。

ただでさえDCブレーキ用のコイルが入っているので、スプール重量が嵩んでしまうのにもかかわらず
ボディを流用したことでスプールの重量が余計に増加してしまっています。

この点はスコーピオンDCの最も残念なところです。

で、どうやらこの問題は20SLX DCでも同様の問題が発生しているようです。

SLX DCは昨年USモデルが先行販売されているのですが、USモデルはベースとなっているUS SLXのラインキャパが20lbが150ヤード(約140m)と言う非常に太い糸が巻ける仕様です。

細かいスプールスペックはUSシマノのホームページに掲載されていませんが、おそらく34ミリ径の25mm幅だと思われます。

そして、この画像を見てください。

SLX DC

先日の釣りフェスティバルで撮影した日本版SLX DCです。

スコーピオンDC同様スプールのエッジが土手のように盛り上げられています。

シマノのホームページには34ミリ径の22mm幅となっているので、おそらくボディは日本モデルのSLX MGLは23mm幅なのでこちらはUS版のSLX DCのボディを流用しているのだと推測できます。

こちらも、価格を考慮すれば仕方のない事かもしれませんが何とも言えませんね。。。

ボディの流用はコスト削減のためと割り切れますが、そのためにスプールの重量が嵩むのは考え物ですね。。。

巻き心地

可もなく、不可もなくの値段相応の巻き心地です。

強いていうなら、17スコーピオンDCに搭載されているブラス製のギアは上位グレードのメタニウムDCは超々ジュラルミンと言う非常に軽い素材のギアと比較して耐久面では間違いなく上です。

巻き心地はメタニウムDC方が、だれでも体感できるレベルで上ですが耐久性はブラス製ギアのスコーピオンDCの方が優れています。

軽さと耐久性は相反するものなので、どちらが優れているということではなく好みで決めてOKです。

 

剛性感

ボディの剛性感についても巻き心地と同様、値段相応で実釣には全く問題ありません。

メインフレームはアルミ製で必要十分な強度があって何も言うことはありません。

全てのリールに言えることで、あくまで剛性なので感じ方は人それぞれなのでリールに強度を求める方はフルメタル製の上位モデルの方がオススメです。

 

コスパ

非常にコスパの良いリールだと思います。

実売25,000円程度でトラブルレスで飛距離も非常に出るリールです。

上位モデルで最も安いDCブレーキ搭載機が実売45,000円のメタニウムDCだということからも高コスパだと言えるでしょう。

 

まとめ

如何だったでしょうか?

まもなくDCブレーキ最安値となる、SLX DCが発売されるということで
現時点でのDCブレーキ搭載機で最安値のスコーピオンDCのインプレをお届けしました。

SLX DCがどうやら22,000円を切るようなのでスコーピオンDCとの差は~4000円ぐらいの様です。

新発売のSLX DCを買うか、差額をプラスしてスコーピオンDCを買うか

皆さんの参考になれば幸いです。

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