釣りを楽しむのにあると非常に便利なのが車です。
自転車やバイク、電車でも釣りに行く事が出来ますが、車があると非常に便利です。
沢山の荷物を積載して、車種によっては車中泊も出来る。
ですが、車種によっては釣りに向かない車種と釣りに向く車種が存在します。
なので、実は元ガリバー社員で釣り歴20年の管理人が釣りに最適な車を解説させて頂きます。
最初に書いておきますが、今回は車に詳しくない人が読んでもわかるように省くとこは省いて簡潔に書かせて頂きます。
釣りに向く車=積載スペースが広い車=車高が高い車
釣りに向く車と言うのは最大限に単純化すると積載スペースが広い車です。
後々解説しますが、シートの配置や後部座席が完全にフラットになるかなど他にも重要なことがありますが
そういったことの根本は広い積載スペースを確保したいということです。
ロッド、ルアーボックス、タモ、ライフジャケット、クーラーボックス、小物類をしまったバッカン・・・etc
これらを積載するスペースが必要です。
そして車内スペースが広い車と言うのは全高が高い車といって問題ありません。
(全高とはタイヤと地面の接地面から屋根などの最上部までの高さです。)
え?横幅も関係あるんじゃないの?と思う方もいらっしゃると思いますが
実は、車の寸法は法律で決まっていてこの幅によって小型乗用車と普通乗用車に分けれれています。
小型自動車は下記の通りで
排気量:2000cc以下
全長:4700mm以下
全幅:1700mm以下
全高:2000mm以下
これを1つでも超えると普通自動車に分類されます。
この中で、日本の車のニーズを叶えながら、車内スペースを広げようとすると全高を高くするのが一番効率的なのです。
全幅や全長を広くすると道路の狭い日本では運転がし難くなりますが、全高に関してはそう言った心配はありません。
また、最近の小型自動車はすでに全幅が1,700mmぎりぎりまで広げられています。
街でよく見かけるフィットやアクアは全幅1,695mmですし、比較的小さいソリオでも1,625mmと言った具合でこれ以上全幅を広げることは出来ません。
普通自動車も同様で、全長や全幅を広げると日本のニーズから外れてしまいます。
全長を伸ばすと運転がし難くなることを考えれば、もう全長を高くする以外の方法が無いわけです。
その結果、今日のトレンドであるミニバンやハイト系軽自動車が人気になっているというワケです。
本当にハイブリットって必要ですか?
最近本当にハイブリット車増えましたよね?
ですが、本当にハイブリットって必要ですか?
私がガリバーで働いていた時も中古のプリウスやアクアが欲しい言うお客様がたくさんいらっしゃいましたが
そのお客様の多くがハイブリットが必要なお客様ではありませんでした。
なので、その辺を詳しく解説させて頂きます。
まず、一般にハイブリット車のメリットと言われている理由が以下の通り
エコカー減税を受けられる。
燃費が良い
環境に良い
上から順に見ていくと
一番話がややこしいのが、エコカー減税です。
エコカー減税と言うのは次の税金が減税される仕組みです。
自動車重量税
環境性能割
税金の話は非常に難しく車によってケースバイケースなので何とも言えませんが
ハイブリットの有無では税金の減税率が変わってくることがあると認識してください。
非常にざっくりとした見解ですが、いわゆる燃費のいいハイブリットでない車とハイブリットの車は減税率が異なるだけなのでそこまで大きな違いは出ません。
一番違いがでるのが燃費の違いです
試しに現行のフィットで比較すると
ハイブリットモデルがJC08モードで37.2km/L
ガソリンモデルがJC08モードで24.6km/L
実燃費は7掛け程度なのでそれぞれ、26.04km/Lと17.22km/Lになり
その差は8.82km/Lとなり約9km/Lもハイブリットの方が低燃費と言うことになります。
つまり、ハイブリットの方がお得!
とはならないんですよ。じつは
なぜ、そうならないかと言うとそれは
単純に値段が違うからです。
ハイブリットのフィットの本体価格は¥2,117,500
ガソリンタイプは¥1,455,300
その差はなんと¥662,200
感のいい人は言いたいことが分かったと思いますが
つまり、この66万円を9km/Lの燃費差でひっくり返すには何キロ乗ればいいの?って話です。
2019年10月29日のガソリン平均価格が141円でしたので、それで計算みると
まず、1キロ当たり走るのにいくらか必要かを計算すると
141円÷26.04km/L=5.4円
141円÷17.22km/L=8.1円
となり
差額は8.1円-5.4円で2.7円となります。
つまり、1キロ走ることに2.7円差を縮めるわけですから
その差がなくなるのは
662,200円÷2.7円/km=245,259km時点と言うことになります。
つまり、フィットでいえば24万5300キロ走ればハイブリットの方がお得たどいうことです。
もちろん、これは単純計算なので物価の上下落も考慮してないのであくまで参考値です。
と言うより、だれも25万キロも同じ車に乗らないわけです。
せいぜい10万キロで乗り換えます。
10万キロ時点で計算すると
ガソリン車は本体代145万円+ガソリン代82万円の227万円
ハイブリット車は本体代211万+ガソリン代+54万円の265万円
差額は38万円となります。
さらに仮に2台が年間1万キロ走行したとして10万キロで買取した場合、元ガリバー社員の見立てとしては
ガソリン車はどんなに頑張っても15,000円前後(これで買取で粗利がでるか出ないかレベルです。)
10年10万キロと言うのは1つの基準で200万円以下の車は一部の例外を除いて値段が付かなくなる目安です。
難しい話は省きますが、¥15,000円の買取と言うのは車体の金額がゼロで税金等の還付金から手続きの代行費等を差し引いて人件費等を計算してほぼ利益ゼロといったレベルです。
ハイブリットも10万前後です。
つまり、10年10万キロで乗り換えたとしても30万円ほどガソリン車がお得となります。
あくまでも、現時点の物価や車を取り巻く環境の元算出した数値ですが
これを見てハイブリットを買う選択肢は無いと思います。
つまり、よっぽど遠征を繰り返す人でもない限りガソリン車がお得だということです。
おすすめはミニバンかSUV
車の種類でいえばやはりオススメはミニバンかSUVがオススメです。
車体の大きさからくる積載スペース大きさや、長時間の運手にも耐える快適装備に加え
シートを倒せは、車内箔も可能な車種もあります。
加えて、人気の車種なので、10年10万キロ乗ってもある程度の買取金額が付きます。
特に高額のミニバン(アルファード、ベルファイア等)やプラドなどは海外への輸出の需要があり
非常に高値で買い取り出来ます。
アルファードやベルファイアは新車登録から5年以内に現地の税関を通過できる場合は非常に高額で買取可能です。
(大きな声では言えませんが〇〇は関係ありません。どうせ向こうで〇ー〇ーをごにょごにょしますので)
プラドの場合も海外需要があり、海外のバイヤーが年式や色を指定してまとめて購入していくことがあり
そのせいで後期型より前期型が高騰するなんてことが発生します。
それ以外にもミニバン、SUVは国内での需要も高く、比較的値段が下がりにくいこともオススメの理由です。
1つ私のガリバー時代の体験談をあげると
当時、10年落ち10万キロ越えのアルファードV パールホワイト MZ 定価350万の買取価格ですが
いくらだったと思います?
考えてみてください。
いいですか?
正解は
55万円です。
10年10万キロで購入金額150万程度のフィットは100分の1の1万5,000円。
10年10万キロで350万で購入のアルファードVは55万円
この差が国内需要の有無です。
10年10万キロのフィットを中古車で買うと、点検整備に販売店の利益や運搬費用などもろもろで売値はおそらく
20万~40万程度
10年10万キロ乗った車をこの金額で買いますか?
買いませんよね?
仮に30万なら、もう30万だしてそれなりに状態の良い軽や
30万を頭金にして、新車のコンパクトカーを買うことだって出来ます。
一方で10年10万キロのアルファードは
点検整備に利益を載せて80万~150万で販売されます。
ランクの下がるセレナやステップワゴンでも
50万~80万ほどです。
近年は車の新車価格が高騰しており、新車のミニバンは最低300万~といった状態で
アルファードなどは500万~といった状況です。
そして、ミニバンを購入する層と言うのは2人以上のお子さんのいる家庭です。
これから、お金がかかるお子さんを抱えている状況で300万のミニバンが買える層は非常に少ないです。
そうなると、当然中古のミニバンになってくるといった理屈です。
そのため、中古のミニバンと言うのは非常に国内需要が高いのです。
1人でなら軽自動車もあり
軽自動車も1人でしか乗らないなら非常におすすめです。
燃費が良いのはもちろん、小回りも利き一人分の荷物であれば何とか乗ります。
また、近年は非常に軽自動車が人気であまり、年数や距離が伸びていなければ買取価格の期待できます。
不便な点をあげるなら、やはりパワーの無さと快適性能が低いということが挙げられます。
パワーの無さは言うまでもなく、大人3人で軽自動車のれば体感できると思いますが
非常にエンジンパワーの無さを感じられると思います。
自分に加えて、釣り道具1式に魚の入ったクーラーボックスなど非常に重量がかさむため
パワー不足と燃費の低下が顕著に現れます。
また、どうしても価格を抑えるためにシートのグレードが低く長時間の運転は腰や肩にダメージを受けます。
そうした点を感じない状況、つまり半径200キロ程度で一人での釣りなら軽でも問題なくこなせると思います。
最強はハイエース
これは議論の余地がないのですが、最強はハイエースです。
広い車体にくわえて、豊富なアウトドア用のカスタムパーツも存在し
快適な車内箔やバッテリーを積み込みちょっとした家電製品が使えるようにも出来ます。
そして、非常に高い信頼性と買取価格。
よけな装備が付いていないため、ミニバンより手の出しやすいグレードもあります。
キャンピングカーを除いてしまえば、最強はハイエースです。
具体的なオススメはこいつらだ!
次は具体的にオススメの車種をご紹介していきます。
スズキ ハスラー
出典:スズキ
軽でオススメはのはスズキのハスラーです。
まさに、遊べる軽というスズキの謳い文句どおりの素晴らしい車です。
オススメのグレードはGの2WD CVTです。
グレードの違いはAがベースグレード、GがAに加えてSエネチャージ、運転席のシートヒーター、後部座席の左右独立機構などが大きな違いです。
そして最上位のJがあり、JはGに加えて内装のランクがあがり、運転支援機能(ふらつき警告、ブレーキアシスト機能)などが付きます。
お値段はAが112万、Gの2WD CVTが134万円 Jの2WD CVTが151万円です。
え?
ハイブリットはいらないって言ってたじゃん!
なんで、Sエネチャージ付きのSなの?
と思うかもしれませんが
スズキのハイブリットシステムであるSエネチャージはプリウスのようにもモーターでも運転可能といったタイプでは無く
あくまでアシスト程度の機能です。
そのため、燃費の向上も大きくありませんがお値段も上がりにくくバランスが取れています。
くわえて、このSエネチャージの良いところに
アイドリングストップ中にもエアコンが利くということが挙げられます。
一部の上位機種のハイブリットカーを除き、ハイブリットカーはアイドリングストップ時にエアコンが利きません。
冬はいいにしても、夏のうだるような暑さの中信号待ちのあいだエアコンが利きません。
そんなのたえられますか?
一方でSエネチャージ搭載車は60秒程度であればアイドリングストップ時でも冷風を維持できます。
これがSエネチャージの大きな利点の1つです。
また、Gグレードを押す理由の1つがリアシートの分割機能。
ハスラーはシートアレンジが多彩な車種なので分割さてているGグレードがオススメです。
出典:スズキ
出典:スズキ
日産 セレナ
ミニバンでオススメなのはセレナです。
セレナの特徴は充実した運転支援システムとミニバンクラスではナンバーワンの積載スペースの広さです。
CMでもあなじみのハイテク安全機能。
「運転自信あるし」と思ったそこのあなた。
朝早くおきて
一日釣りを楽しんで
帰りの渋滞でハッとしたことありませんか?
ありますよね?
まして、ミニバンを選ぶってことは奥さんもお子さんもいらっしゃいますよね?
つけましょうよ。
支援システム。
そして、付けるなら日産のシステムが業界でも非常に評価が高いです。
積載スペースについてはご覧の通り
出典:日産
出典:日産
日産調べではありますがクラス最大の積載スペースです。
トヨタ ハイエース
これは、上でも説明しましたので詳細は省きますが
これが最強です。
日産 エクストレイル
SUVのオススメはエクストレイルです。
SUVというと非常にお高くなりがちですがエクストレイルは230万円程度からグレードが用意されていて
SUVの中ではお手軽な車種です。
日産お得意の、運転支援システムも搭載されていて安全性も確保させています。
それに加えて、エクストレイル伝統の防水シートも搭載されており
釣りにはぴったりの1台です。
さいごに
いかがだたでしょうか。
今回はつい筆も乗り長々書いてしました。
最初に、簡単にと言いましたが
簡単じゃなかった気もしますw
基本的には、荷物の乗る車が正義です。
そのうえで、長い距離を乗る快適性と燃費があればなお良いということでです。
デザインについては好みがあるので、お好みで。
最後に1つ重要なことを忘れてました。
買取を重視するなら、車体カラーは必ずパールホワイトです。
黒ではなく、シルバーでもなく必ずパールホワイトです。
オプションで別料金でもパールホワイトです。
大事なことなので3回書きました。
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