ハゼ釣りというと、初心者向けの簡単な釣りというイメージがあると思います。
確かに、ハゼ釣りは簡単な釣りではあるのですが意外に奥が深い釣りでもあります。
なんせ、ハゼ釣りは江戸時代から娯楽として愛されていて、江戸前の夏の風物詩でもあります。
今日は東京の下町生まれ、下町育ちの管理人が江戸前の風物詩をご紹介いたします。
ハゼの釣れはじめる時期は7月ごろから
基本的にハゼは通年釣れる魚なのですが、釣りやすいデキハゼと呼ばれる今年生まれたハゼが釣れるようになってくるのが7月ごろです。
このデキハゼは体も小さいため、泳ぐ力が低いため岸によっているため初心者でも簡単に釣れます。
このころになると、大きいもので10cm程度に成長して、アベレージが6,7cmくらいになります。
管理人の感覚では各地で花火大会が行われ始めたころが頃合いで、そろそろハゼ釣りに行こうかな?と毎年思います。
いつだったか忘れましたが、隅田川の花火大会の日に、父と二人で300匹以上釣ったこともありました。
天ぷらにして、花火を見ながらおいしく頂いたのを覚えています。
道具は安物でもOK
ハゼは小さい魚ですし、高い道具は必要ありません。
上の画像の道具ですが竿と糸(320m)を合わせても¥3,000円でおつりが来ます。
道糸や竿はよほど極端なものでなければ大体は使いませます(シーバスロッドでも、短めの磯竿でも、投げ竿)ので
仕掛けとエサだけなら、¥2,000円くらいあれば一人分用意できます。
ハゼを釣るための方法はいくつもあるのですが、今回ご紹介するのはのべ竿と呼ばれるリールのついていない竿を使ったミャク釣りとウキ釣りです。
シンプルイズベスト ミャク釣り
ミャク釣りはのべ竿と呼ばれるリールのついていない竿を使い、ウキを使わずに軽いオモリを使う釣り方で手元に伝わってくるアタリや糸の動きを感じ取りながら釣る釣り方です。
仕掛けの全体図はこんな感じ
ミャク釣りは仕掛け全体が非常にシンプルなので、トラブルが少なく初心者でも扱いやすいことが特徴です。
リールも必要ありませんし、仕掛けも少ないので費用も安く抑えられるます。
また、手元に伝わってくるアタリを感じ取りながらアワセを入れるゲーム性や竿が柔らかいため、小さな魚でも竿が良く曲がり楽しめます。
一つ注意としては道糸の長さは基本的に竿の長さに合わせるのですが、ハゼ釣りの場合ハゼは底にいる魚なのでオモリが底についていないと極端に釣れなくなりますので、水深が深かったり足場が高い場合は長めの竿を使うか道糸を若干長めにする等してオモリが底につくようにしましょう。
糸の太さや針の大きさは釣れるハゼの大きさや、ほかに釣れる魚の大きさを考慮して決めましょう。
7,8月ころの小さいサイズなら道糸1.5号にハリスが1号、針は5号くらいがオススメです。
アタリが目視できるウキ釣り
ハゼのウキ釣りもミャク釣り同様のべ竿を使うのが一般的です。
ミャク釣りとの違いは当たり前ですが、ウキを使うことです。
仕掛けの全体図はこんな感じです。
ミャク釣り同様竿の長さや糸の太さや針の大きさは状況にあわせて選びます。
ウキ釣りの魅力は何といってもアタリが視覚的に楽しめることです。
アタリがあれば、水中にウキが沈み込むわけですが
ウキが沈みこんだ瞬間は何度体験してもテンションが上がります。
繊細なミャク釣りとは違い、視覚的にも楽しめる釣りです。
ちょい投げ釣りやハゼクラ
ミャク釣りとウキ釣り以外にも、以前紹介したちょい投げつりでももちろん釣れます。
小さめの天秤に3号から5号のオモリを使い針は5,6号くらいでOKです。
そして、近年ではハゼクラと呼ばれるルアーを使った釣り方もあります。
これがハゼクラ。
ルアーといってもルアーに食ってくるわけではなく、ルアーに体当たりしてくるハゼをひっかけるような釣り方です。
ハゼは意外に縄張り意識が高い魚で、違う魚であるルアーが群れに入ってくることで体当たりして追い出そうとします。
その習性を利用してハゼをルアーのフックにひっかけるという理屈です。
管理人はやったことないですが、非常に良く釣れるそうです。
色々ご紹介しましたが、ハゼのいる底を簡単に狙えるミャク釣りがおすすめです。
ポイントは河口などの汽水域
ハゼ釣りのポイントですが、メインは河川の河口などの海水と淡水が混ざりあう汽水域がメインとなります。
底の地形はゴロタ場などの岩場よりも、柔らかい砂泥などを好みます。
海の場合でも、近くに河川の流れ込みがあるようなところであまり深くないところであれば多く生息しています。
また、群れで生息する魚なので1匹釣れると同じ場所で複数匹の釣果が期待できます。
エサはアオイソメ苦手ならバイオワームという手も
エサは海釣り台定番のアオイソメ。
エサ持ちも良くなんでも釣れる定番エサです。
釣れるハゼの大きさに合わせてカットして使います。
初心者の方は触るのも抵抗があるかと思いますが、慣れの問題です。
カットするのも、最初はハサミなどを使ってもいいですがそのうち手で切れるようになりますw
私の父曰く「アオイソメを触った手でそのままおにぎりが食べられるようになったら一人前」だそうです。
また、このままの状態だと非常に滑るため石粉と呼ばれる滑り止めがあります。
大体釣具屋のエサコーナーに一緒にありますので、必要に応じて購入するとよいでしょう。
どうしても、こんな虫触れない!と言う方向けに人工的に作ったエサがあります。
見た目はかなりアオイソメに似ていますが、もちろん偽物なので動きませんので
虫が苦手な人でも触れると思います。
また、手でも切れるくらいの柔らかさなので一々ハサミなどを使う必要もないので使いやすいです。
ただ、生き餌と違い動かないため竿を動かして誘いを入れると効果的です。
食べ方は『天ぷら』が最高です。
ハゼと言った天ぷらが定番かつ最も人気のある調理法です。
たんぱくかつ柔らかい白身はまさに天ぷらに最適な魚です。
あとは、日本酒でもビールでもお好きなアルコールを用意すれば完璧ですw
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、季節的なことも考えて夏の風物詩のハゼ釣りを紹介させて頂きました。
簡単かつ誰でもたくさん釣れて、なおかつおいしい魚で初心者の方にもピッタリな釣りです。
管理人も今週末雨が降らなければハゼ釣りに行こうと計画しています。
釣れたら釣果の方もご報告させていただくつもりですので、お楽しみに。
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